ブログトップ | 訪問リハビリ・訪問マッサージ セントラル https://ishida-chiryo.com 訪問リハビリ・訪問マッサージ セントラル Sat, 02 Apr 2022 05:51:21 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.9 脳性麻痺の治療 https://ishida-chiryo.com/blog/post-2299/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2299/#respond Tue, 21 Jun 2022 00:00:36 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2299 脳性⿇痺の治療は、 理学療法 作業療法 ⾔語聴覚療法 などが中⼼となります。こうした治療を通して、⽇常⽣活において困難を感じることが少なくなるように、運動機能を促します。 その他、運動機能をサポートすることを⽬的として特 […]

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脳性⿇痺の治療は、

理学療法
作業療法
⾔語聴覚療法
などが中⼼となります。こうした治療を通して、⽇常⽣活において困難を感じることが少なくなるように、運動機能を促します。
その他、運動機能をサポートすることを⽬的として特別な靴や椅⼦、杖などを使⽤する装具療法が⾏われることがあります。

また、脳性⿇痺では筋⾁が異常に興奮する痙縮けいしゅくと呼ばれる症状が現れることがあります。
こうした⼿⾜のつっぱりに対応するために、神経ブロック療法やボツリヌス(ボトックス)治療が⾏われることもあります。

さらに、バクロフェン持続髄注療法と呼ばれる治療方法が行われることもあります。
この治療方法では、飲み薬として使用される抗痙縮薬であるバクロフェンを、脳性麻痺の病変に近い部位である脊髄に投与します。

葛飾区 訪問マッサージ セントラル
TEL 0120-161-267

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脳性麻痺とは https://ishida-chiryo.com/blog/post-2292/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2292/#respond Tue, 07 Jun 2022 00:00:53 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2292 脳性⿇痺とは、妊娠中からお産(出産・出⽣)の前後になんらかの出来事があり、その結果脳障害が起こるもののうち、運動機能が⿇痺まひすることなどにより体が不⾃由になる後遺症のことを指します。 脳性⿇痺は、出産時期における脳への […]

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脳性⿇痺とは、妊娠中からお産(出産・出⽣)の前後になんらかの出来事があり、その結果脳障害が起こるもののうち、運動機能が⿇痺まひすることなどにより体が不⾃由になる後遺症のことを指します。

脳性⿇痺は、出産時期における脳への低酸素が原因となって発症することもあれば、核⻩疸の⼀症状として発症することもあります。
脳性⿇痺では運動機能障害の出⽅はさまざまです。
⼿⾜がこわばる「痙直けいちょく型」というものもあれば、⾃分の意志とは無関係に⼿⾜が動く「アテトーゼ型」というものもあります。

原因

・新生児仮死
新⽣児の脳には、酸素供給の低下に弱い部分と強い部分があります。なかでも、運動機能を司る部位は低酸素などの障害に弱いと考えられています。
そのため、出⽣前後の低酸素、低⾎圧、呼吸不全などを呈する「新⽣児仮死」では、運動神経を中⼼とした細胞の障害を発⽣するリスクが⾼く、結果として脳性⿇痺などの後遺症を残すことになります。

新⽣児仮死の発症リスクは早産児において⾼く、低酸素による影響も正期産児より⼤きいと考えられています。
このため、早産児では脳性⿇痺を発症するリスクが⾼いといえます。

・核⻩疸
脳性⿇痺は核⻩疸に関連した症状として発症することもあります。
核⻩疸は、新⽣児時期にビリルビンという物質が⾎液中で病的に増加することを原因として発症します。
ビリルビンが脳の⼀部である「⼤脳基底核」を中⼼にたまり、細胞障害を引き起こします。

核⻩疸は、早産児で⽣じるリスクが⾼く 、その他、Rh ⾎液型不適合、帽状腱膜下⾎腫ぼうじょうけんまくかけっしゅ、敗⾎症などの重症感染症、低⾎糖など、さまざまなものが原因となりえます。

・その他の原因
その他、脳性⿇痺の原因には、⾵疹やサイトメガロウイルスを代表とした⼦宮内感染症、⺟体の薬物中毒などがあります。

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筋ジストロフィーの治療 https://ishida-chiryo.com/blog/post-2289/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2289/#respond Tue, 24 May 2022 00:00:54 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2289 筋ジストロフィーの主な治療法は、機能訓練、薬物療法、根本治療になります。 筋ジストロフィーの治療は長期に渡り、筋力低下に伴う症状は全身に出現します。 そのため、患者さんの教育も含めた系統的な治療が必要です。 機能訓練 筋 […]

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筋ジストロフィーの主な治療法は、機能訓練、薬物療法、根本治療になります。
筋ジストロフィーの治療は長期に渡り、筋力低下に伴う症状は全身に出現します。
そのため、患者さんの教育も含めた系統的な治療が必要です。

機能訓練
筋力の衰えを遅らせ、少しでも長く自立した生活が送れるよう、機能訓練はとても重要な位置を占めます。
初期治療としてリハビリテーションが非常に重要です。
ストレッチやマッサージに取り組むことで、筋の硬化をある程度予防できます。また、年を重ねると、脊椎(背骨)が曲がったりねじれたりする側彎症そくわんしょうが生じ、呼吸にも影響が及ぼされます。
そのため、側彎を予防するような訓練も行われます。

薬物治療
ステロイド療法は、デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する有効性が確認されている治療法です。
ステロイドで筋力低下の進行を遅らせることで、歩行障害になるまでの期間を2年程度延長できるとされています。
また、呼吸不全や心不全の発症や進行を遅らせ、脊椎が曲がってくる側弯症を予防する効果も期待できます。
しかし、ステロイドに伴う副作用も看過できるものではないため、注意深く使用する必要があります。

根本治療
先の2つは、進行を遅らせるための対症療法的な位置付けになりますが、筋ジストロフィーのなかには、遺伝子に介入する治療を行うことで根本治療につながる可能性があるものもあります。

エクソン・スキップと呼ばれる治療法を用いることで、筋力低下の症状を緩和することが期待できます。筋ジストロフィーのすべての患者さんに適応になるわけではなく慎重に適応を検討することは必要ですが、2017年現在、この治療方法について治験が進行されています。

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筋ジストロフィーの症状 https://ishida-chiryo.com/blog/post-2287/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2287/#respond Tue, 10 May 2022 00:00:46 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2287 筋ジストロフィーを発症すると、筋線維の壊死えし(こわれること)が活発に行われるために再生が追いついていかなくなり、徐々に筋肉量が減少していきます。 また、筋肉の壊死と再生を繰り返す過程で筋肉に線維化が起こると筋肉が硬くな […]

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筋ジストロフィーを発症すると、筋線維の壊死えし(こわれること)が活発に行われるために再生が追いついていかなくなり、徐々に筋肉量が減少していきます。
また、筋肉の壊死と再生を繰り返す過程で筋肉に線維化が起こると筋肉が硬くなり、筋肉の柔軟性が悪くなっていきます。この結果、関節の柔軟性が悪くなってしまい(関節拘縮)、運動機能にも影響がでてきます。

筋肉は心臓や呼吸器、消化管などの内臓機能に対しても重要な役割を持っています。
それらの機能が低下してくることによって、筋ジストロフィーの患者さんでは、運動機能はもちろんのこと、呼吸機能や心機能、消化管機能に問題が生じてくることがあります。
また、知的障害や発達障害、眼症状・難聴も一部の筋ジストロフィーの患者さんに認める症状です。

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筋ジストロフィーとは https://ishida-chiryo.com/blog/post-2284/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2284/#respond Tue, 26 Apr 2022 00:00:52 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2284 筋ジストロフィーとは、時間経過と共に筋肉が徐々に壊れていき、進行性に筋力が衰える病気です。運動機能に問題が生じる他、心臓や呼吸等の内臓機能に症状をきたすこともある遺伝性の筋疾患です。 筋ジストロフィーにはさまざまな病型が […]

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筋ジストロフィーとは、時間経過と共に筋肉が徐々に壊れていき、進行性に筋力が衰える病気です。運動機能に問題が生じる他、心臓や呼吸等の内臓機能に症状をきたすこともある遺伝性の筋疾患です。

筋ジストロフィーにはさまざまな病型が含まれますが、最も頻度の高いものはデュシェンヌ型・ベッカー型筋ジストロフィーです。これらの病型は、いずれも筋肉に関連した遺伝子の異常によって発症します。

症状は軽度のものから重度のものまで多種多様であることから、正確な頻度については不明な点もありますが、筋ジストロフィーの有病率は人口10万人当たり20人前後と推定されています。主に幼い男の子に発症する病気です。

原因

筋ジストロフィーで最も多いデュシェンヌ型を始めとして、原因となる遺伝子異常が同定されるようになってきています。

原因となる遺伝子の一つとして、筋ジストロフィーの鍵となるジストロフィン遺伝子を挙げることができます。このジストロフィン遺伝子に異常があると、うまくタンパク質(ジストロフィンタンパク)を生成することができなくなってしまいます。その結果、筋肉の再生機能に異常が生じていると考えられています。

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多系統萎縮症の治療 https://ishida-chiryo.com/blog/post-2282/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2282/#respond Tue, 12 Apr 2022 00:00:18 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2282 多系統萎縮症では、病気を根本的に治療する方法は残念ながら存在していません。 そのため、症状にあわせた支持療法を組み合わせて行います。 たとえばパーキンソニズム症状に対しては、初期であればパーキンソン病で使用される薬剤も有 […]

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多系統萎縮症では、病気を根本的に治療する方法は残念ながら存在していません。
そのため、症状にあわせた支持療法を組み合わせて行います。

たとえばパーキンソニズム症状に対しては、初期であればパーキンソン病で使用される薬剤も有効なことがあります。
ただし、時間経過と共に無効となることが多いです。

小脳性の運動障害に対してはタルチレリン、尿障害には抗コリン薬や間欠的自己導尿*、睡眠時無呼吸症ではCPAPなどがそれぞれ行われます。

多系統萎縮症では、薬物治療による治療効果よりも、リハビリテーションによる治療効果が期待されています。
残存している筋力を保持することで、転倒のリスクが減り、最終的に寝たきりの予防にもつながると考えられています。
生活の質を長い時間維持するためにも、リハビリテーションはとても重要です。

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多系統萎縮症の症状 https://ishida-chiryo.com/blog/post-2280/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2280/#respond Tue, 29 Mar 2022 00:00:23 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2280 大脳、小脳、脳幹、脊髄の障害に応じた症状があらわれます。なかでも多系統萎縮症では、小脳の障害に起因した歩行障害から発症することが多いです。 小脳に障害を受けると体幹のバランスをとるのが難しくなるため、千鳥足のようなふらふ […]

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大脳、小脳、脳幹、脊髄の障害に応じた症状があらわれます。なかでも多系統萎縮症では、小脳の障害に起因した歩行障害から発症することが多いです。

小脳に障害を受けると体幹のバランスをとるのが難しくなるため、千鳥足のようなふらふらとした歩行をみます。両足をそろえた形で起立するのも難しくなります。そのため、体幹のバランスをとりやすくするために足を広げて歩くようになります。

また、しゃべり方にも影響が生じ、ろれつが回りにくくなります。手の障害もみられ、震える、字が書けないなどの症状があらわれます。

脊髄に障害が生じると、自律神経系の症状がみられるようになります。具体的には、尿失禁や頻尿、立ちくらみ、汗をかきにくいなどの症状が挙げられます。

さらに大脳(線条体)・脳幹(黒質)に関連して、パーキンソニズムと呼ばれる症状があらわれます。歩幅が狭くなり、動作が遅くなります。表情も乏しくなり、方向転換時に転倒をしやすくなります。多系統萎縮症では、手足の突っ張りや嚥下障害えんげしょうがいがみられるようになり、数年かけて悪化していくとされます。

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多系統萎縮症とは https://ishida-chiryo.com/blog/post-2278/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2278/#respond Mon, 07 Mar 2022 00:00:18 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2278 多系統萎縮症とは、大脳、小脳、脳幹のうかん、脊髄せきずいといった脳のさまざまな部位が障害を受けることで発症する病気です。 脊髄小脳変性症と呼ばれる疾患の一部を構成しており、特に孤発性こはつせい(遺伝性でないもの)脊髄小脳 […]

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多系統萎縮症とは、大脳、小脳、脳幹のうかん、脊髄せきずいといった脳のさまざまな部位が障害を受けることで発症する病気です。

脊髄小脳変性症と呼ばれる疾患の一部を構成しており、特に孤発性こはつせい(遺伝性でないもの)脊髄小脳変性症の大部分を占めています。
以前は以下の3つに分類されて考えられていました。

線条体黒質変性症せんじょうたいこくしつへんせいしょう
オリーブ橋小脳萎縮症きょうしょうのういしゅくしょう
シャイドレーガー症候群
しかし、いずれも病理学的な特徴を共有することから現在では一つの疾患概念として捉えられています。

多系統萎縮症では、病気を根本的に治療する方法は確立されていません。
さまざまな症状が現れるため、薬物や周囲の環境整備を含めて各種症状に応じた支持療法を行います。

原因

多系統萎縮症では、αシヌクレインと呼ばれる異常構造物が脳内に蓄積します。小脳や脳幹、脊髄に蓄積することが多く、同部位の障害を受けることから病気が発症すると考えられています。

神経細胞が障害を受けると細胞は変性と呼ばれる変化を受けて、最終的には神経細胞がなくなり脳が萎縮いしゅくしていきます。
神経変性疾患のひとつに脊髄小脳変性症せきずいしょうのうへんせいしょうと呼ばれる病気が存在しますが、遺伝性の有無に応じて大きく分類されています。

このなかでも遺伝性のない脊髄小脳変性症は70%ほどを占めています。
遺伝性のない脊髄小脳変性症のことを孤発性脊髄小脳変性症と呼びます。このなかの多くを多系統萎縮症が占めています。

多系統の名前が示唆する通り、脳神経のなかでもどの部位が障害を受けるかに応じてそれぞれ出現する症状は異なります。
たとえば大脳の一部(線条体と呼ばれるところ)が障害を受けるとパーキンソン病のような症状が現れます。小脳が障害を受けるとバランス調整に障害を受けます。脊髄に関連して自律神経障害が現れることもあります。

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筋萎縮性側索硬化症の治療 https://ishida-chiryo.com/blog/post-2276/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2276/#respond Tue, 01 Mar 2022 00:00:12 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2276 現在のところ、筋萎縮性側索硬化症を根本的に治す治療法はありません。 そのため、筋萎縮性側索硬化症の進行を遅らせる効果が期待できるリルゾール(内服薬)やエダラボン(点滴薬)という薬を使用します。 また、体が思うように動かな […]

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現在のところ、筋萎縮性側索硬化症を根本的に治す治療法はありません。
そのため、筋萎縮性側索硬化症の進行を遅らせる効果が期待できるリルゾール(内服薬)やエダラボン(点滴薬)という薬を使用します。

また、体が思うように動かないことや、病気に対する不安などによって睡眠障害が起こることがあります。
この場合には睡眠薬や抗不安薬が処方されます。

筋肉や関節の痛みがある場合には必要に応じてリハビリテーションが行われるほか、QOL(生活の質)を維持するために、構音障害に対しては新たなコミュニケーション手段の習得、嚥下障害に対しては飲み込みやすい食事の工夫など、家族の協力も必要になります。

また、嚥下障害が進行した場合には、胃に管を通して栄養を直接注入する(胃ろう)、鼻から管を入れて流動食を補給する(経鼻胃管)、点滴で栄養補給をするなどの処置が検討されます。

呼吸不全が進めば、人工呼吸器の導入を検討します。人工呼吸器には、鼻マスクによる非侵襲的陽圧換気(NPPV)と気管切開下陽圧換気(TPPV)があります。換気効率はTPPVが優れますが、患者への負担は大きく(侵襲的)、現状では導入すると取り外しは困難です。

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筋萎縮性側索硬化症の症状 https://ishida-chiryo.com/blog/post-2274/ https://ishida-chiryo.com/blog/post-2274/#respond Tue, 15 Feb 2022 00:00:16 +0000 https://ishida-chiryo.com/?p=2274 手足の筋力低下から始まることが多く、手の筋肉が低下するとペットボトルの蓋が開けにくい、髪を洗うときに腕を挙げにくいなどの症状がみられ、足の筋肉が低下すると階段の昇り降りが難しくなったり、椅子から立ち上がりにくくなったりし […]

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手足の筋力低下から始まることが多く、手の筋肉が低下するとペットボトルの蓋が開けにくい、髪を洗うときに腕を挙げにくいなどの症状がみられ、足の筋肉が低下すると階段の昇り降りが難しくなったり、椅子から立ち上がりにくくなったりします。

喉や舌の筋肉が上手く動かなくなると、喋りにくくなり(構音障害)、水や食べ物も上手く飲み込めなくなります(嚥下えんげ障害)。
よだれや痰たんが増えることもあるほか、嚥下障害によって肺炎を起こす場合もあります(誤嚥性肺炎ごえんせいはいえん)。
また、約20%の患者に認知症がみられます。

呼吸をするのに必要な呼吸筋も脳からの指令によって動いているため、指令が伝わらなくなると筋肉が弱まり十分に呼吸ができなくなります。

筋萎縮性側索硬化症は進行性の病気であるため、症状が軽くなることはありません。
徐々に症状が重くなっていき、いずれ呼吸不全となって人工呼吸器が必要になります。
その一方で、進行しても視力や聴力、内臓機能、体の感覚などほかの機能に異常をきたすことは通常ありません。

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