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パーキンソン病はなぜ起こるのか?
パーキンソン病というと聞き慣れない方も多いかもしれません。
一方で我々の様な在宅治療を行なっていますと、パーキンソン病の患者様の施術は多く関わらせて頂く機会は多いかもしれません。
ちょっと難しい話になりますが…
私たちの体は、大脳皮質からの指令が筋肉に伝わることによって動いています。この大脳皮質の指令を調節し、体の動きをスムーズにしているのがドパミンです。 パーキンソン病は、中脳の黒質にあるドパミン神経細胞がこわれて、作られるドパミンが減ることによって発症します。
ドパミンが減ると、体が動きにくくなったり、ふるえが起こりやすくなったりします。ドパミン神経細胞は年齢とともに自然に減るのですが、パーキンソン病の患者さんの場合は、健康な人に比べてより速いスピードで減っていきます。
ドパミン細胞が急激に減っていく理由はわかっていませんが、パーキンソン病の発症にはドパミン細胞の中でαシヌクレインというタンパク質が凝集することに関連していると考えられています。また、患者さんのほとんどは孤発性であり遺伝性を示さないと言われています。
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