パーキンソン病
脳は私たちの動作や心身の状態をコントロールする大切な役割を担っており、日々生きるうえで欠かせない様々な指令を身体に送っています。
脳からの指令は神経伝達物質によって次々と伝えられ、この神経伝達物質によって様々な感覚を感じることができるようになっているのです。
しかし、神経伝達物質のうち、黒質という部位のドーパミンの量が何かしらの原因で減少してしまうことで、身体の動きに異常が生じてしまうことがあります。
このような状態こそがパーキンソン病なのです。
パーキンソン病の患者様は、現在日本国内で15万人ほどいるといわれており、高齢者だけではなく若い方でも発症することのある病気です。
症状としては歩く速度が遅くなり歩幅が狭くなる・手足が震える・関節の動きに抵抗を感じる筋固縮などがあります。
こうした身体的な症状に加えて、身体が思うように動かせないことによるストレスやうつなどといった精神的な症状まで起こる場合もあります。
パーキンソン病によって身体が動かしにくくなると、筋肉が固くなり関節もより動かしにくくなるため、身体を柔らかくするためのマッサージやリハビリに取り組む患者様も多いです。