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「廃用症候群」と寝たきりの予防
廃用症候群を予防するには、とにかく体を動かすことと食事が大切です。
廃用症候群の予防はシンプルです。運動をするなどできるだけ体を動かすことが大切です。 安静にしているときでも「体位変換」「座位を増やす」「ベッドに寝たまま足首を回す」「足の指を動かす」「手足をもみほぐす」などでも良い運動になります。
また体を動かす機会をつくるよう心がけましょう。介護者がつきっきりで身の回りの世話までやってしまうと廃用症候群のリスクは高まります。自分でできることは、極力自力でおこなうよう促すことで運動機会を増加できます。
ほかにも、固まった筋肉をマッサージなどでほぐし、血流を促してあげることも効果的です。強くおこなう必要はなく、皮膚表面を軽く揉みほぐす程度で問題ありません。
食事による改善も効果的
廃用症候群の方は低栄養状態になりがちなため、食事による予防法も効果的です。体を動かす意欲を湧かせるためにも主食、主菜、副菜を基本に栄養バランスが整った食事、とくに筋肉の材料になるたんぱく質を豊富に含む食品を摂るとよいでしょう。具体的には、肉類や大豆類、乳製品などにたんぱく質が含まれます。
対象者の状態を観察し、食欲がない場合は、咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)機能が低下しているのか? 食欲不振なのか? 消化機能が衰えているのか? などまずその原因を突き止めましょう。口腔内を清潔に保つ、嚥下訓練をおこなう、十分に水分を補給する、消化しやすい食事に変えるなど対象者に合わせて、対策を練りましょう。
また精神的なケアをして活動的になってもらうことも、廃用症候群の予防につながります。
体を動かさない状況が続くと廃用症候群の原因になってしまうので、高齢者の悩みを聞く、自室からの外出に誘うなどのケアをしてあげましょう。
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