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脳性麻痺とは
脳性⿇痺とは、妊娠中からお産(出産・出⽣)の前後になんらかの出来事があり、その結果脳障害が起こるもののうち、運動機能が⿇痺まひすることなどにより体が不⾃由になる後遺症のことを指します。
脳性⿇痺は、出産時期における脳への低酸素が原因となって発症することもあれば、核⻩疸の⼀症状として発症することもあります。
脳性⿇痺では運動機能障害の出⽅はさまざまです。
⼿⾜がこわばる「痙直けいちょく型」というものもあれば、⾃分の意志とは無関係に⼿⾜が動く「アテトーゼ型」というものもあります。
原因
・新生児仮死
新⽣児の脳には、酸素供給の低下に弱い部分と強い部分があります。なかでも、運動機能を司る部位は低酸素などの障害に弱いと考えられています。
そのため、出⽣前後の低酸素、低⾎圧、呼吸不全などを呈する「新⽣児仮死」では、運動神経を中⼼とした細胞の障害を発⽣するリスクが⾼く、結果として脳性⿇痺などの後遺症を残すことになります。
新⽣児仮死の発症リスクは早産児において⾼く、低酸素による影響も正期産児より⼤きいと考えられています。
このため、早産児では脳性⿇痺を発症するリスクが⾼いといえます。
・核⻩疸
脳性⿇痺は核⻩疸に関連した症状として発症することもあります。
核⻩疸は、新⽣児時期にビリルビンという物質が⾎液中で病的に増加することを原因として発症します。
ビリルビンが脳の⼀部である「⼤脳基底核」を中⼼にたまり、細胞障害を引き起こします。
核⻩疸は、早産児で⽣じるリスクが⾼く 、その他、Rh ⾎液型不適合、帽状腱膜下⾎腫ぼうじょうけんまくかけっしゅ、敗⾎症などの重症感染症、低⾎糖など、さまざまなものが原因となりえます。
・その他の原因
その他、脳性⿇痺の原因には、⾵疹やサイトメガロウイルスを代表とした⼦宮内感染症、⺟体の薬物中毒などがあります。
葛飾区 訪問マッサージ セントラル
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